世界遺産の3つの分類、文化・自然・複合
世界遺産は内容によって、「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3種類に分類されます。
文化遺産は、顕著な普遍的価値をもつ建築物や遺跡などが該当しますが、世界遺産条約では、その中でも次の3つに分類されことになっています。(1)記念工作物=歴史上や芸術上、その記念碑的価値の認められた建造物(2)建造物群=複数の建造物群が一群として評価されたもの(3)サイト=建造物にとどまらない地域一帯
一方、自然遺産は、顕著な普遍的価値をもつ地形や生物、景観などをもつ地域と定義されます。自然遺産の評価は国際自然保護連合(IUCN)が行うため、自然遺産はIUCNによる自然保護区域分類(厳正保護地域・原生自然地域・国立公園・天然記念物・種と生息地管理地域・景観保護地域・資源保護地域)が行われるのが普通です。
複合遺産とは字の通り、「文化」「自然」それぞれの登録基準のうち、少なくとも1項目以上が適用されたものを指します。つまり、一帯の自然環境とそこでの人間の営みが、ともに顕著に普遍的な価値を有するものと認定されることが必要なのです。
2011年7月現在、世界遺産は936件ありますが、内訳は文化725、自然183、複合28となっています。自然遺産は文化遺産の4分の1しかありません。その理由として自然遺産の保護の困難さが挙げられます。実際、危機にさらされている世界遺産リストの過半数が自然遺産です。また文化遺産と違って価値の見極めが難しいこと、その完全性維持のため ある程度の面積を有していることが必要なことも登録件数に反映されています。
歴史と文化の結晶とともに暮らす
あらためて世界遺産とは何か
世界遺産とは人類が共有し次代に引き継ぐ宝物です。
世界遺産に登録されるためには
ある物件が世界遺産に登録されるためには前提条件があります。
世界最大級のブナ林・白神山地(青森・秋田)
白神山地は、世界最大級のブナの原生林で知られています。
パワースポットとしても人気・日光の社寺(栃木県)
日光の社寺は1999年に世界文化遺産に登録されました。
世界最古の木造建築群・法隆寺地域の仏教建造物(奈良)
法隆寺地域には世界最古の木造建築物が多く残されています。
1200年守られてきた文化・古都京都の文化財(京都)
古都京都は平安遷都以後1000年、首都として栄えました。
世界遺産は内容によって文化、自然遺産、複合に分類されます。



